移行計画
■戦略 IDECグループでは、環境戦略を自社の事業戦略の重要な一部と捉え、移行計画を2025年度からの中期計画に反映させるべく、環境配慮強化型製品の売上目標額をKPIに導入しました。これにより、事業活動における環境貢献度の向上に計画的に取り組みます。 また、サプライチェーンエンゲージメント率のKPI設定やCSR調達ガイドラインとグリーン調達ガイドラインの改定など、サプライヤーとのバリューチェーン構築を加速させています。カーボンニュートラル実現に向けたCO2排出量の削減、産業廃棄物の削減とリサイクル量の増加など、さまざまな環境対応活動にも継続的に取り組んでいます。 こうした移行計画に関わる活動は、IDECグループのパーパスである、「世界中の一つの安全・安心・ウェルビーイングの実現」への貢献に対し、環境側面における調和のとれた取り組みになっています。なお、IFRS S2号に沿った情報開示をはじめとするESG関連情報は、2023年度より有価証券報告書にも掲載しています。 ■ガバナンス体制 当社の移行計画は、取締役会の監督のもとで進められており、気候関連目標の進捗については年次で取締役会に報告しています(詳細は、「IFRSサステナビリティ開示基準2号に沿った情報開示」をご参照ください。)。 ■CO2排出量削減の取り組み 2022年度から2024年度までのサステナビリティKPI である、CO2排出量削減率24%減(Scope1&2、2019年比)については、基準年である2019年度の11,943t-CO2から2024年度は8,555t-CO2と、削減率24%を達成できました。2025年以降のCO2削減計画としては、2027年度末までにCO2排出量削減率35%減、2030年度末までに50%減、2050年度末までにカーボンニュートラルの達成をも目標に掲げています。 上記の目標を達成するには、国内だけではなくIDEC グループ全体での取り組みが不可欠です。Scope1に関しては、社用車の適正台数の見直しや、ハイブリット・EV車比率の増加、各種熱源の電化に取り組んでいきます。Scope2に関しては、各拠点での消費電力の削減、CO2排出量係数の低い電力会社への切替、省エネとなる空調設備や生産設備への切替を行っていきます。 ■サプライチェーンエンゲージメントの強化 Scope3のCO2削減には、IDECグループの取り組みだけではなく、サプライヤーの協力が不可欠になります。実現に向けた取り組みとして、各生産拠点の取引額上位80%のサプライヤーとのエンゲージメントを新中期計画のKPIに定め、2025年度はグローバルで対象企業のうち、約60社と対話を行う予定です。 具体的には、サプライヤーとエンゲージメントしたい内容をリスト化し、グローバル環境マネジメントシステムの活動を通じて、国内のみならずグローバルの各購買拠点で、実現可能な項目からエンゲージメントを進めます。 毎年エンゲージメントの社数を増やしながら、すでに対話を進めているサプライヤーとも、実現可能な項目の向上を図るよう協力して取り組みます。 サプライヤーとのエンゲージメントの取り組みは、当社のScope3上流で最もCO2排出量が多い購買関係のCategory1 の排出量削減に、将来的につながることが期待できます。
|