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環境経営

■目次■(クリックすると各項目に移動します。)

IDECグループの環境経営
移行計画
主なサステナビリティKPI
外部からの環境評価

IDECグループの環境経営

IDECグループは、 人と機械の最適環境を創造し、世界中の人々の安全・安全・ウェルビーングを実現することを目指しています。また、事業活動の全ての面において地球環境の保全を最重要課題とし、持続可能な社会を次世代に繋げていくことを環境方針として、2024年には「環境基本方針」を刷新しました。
環境基本方針を多様なステークホルダーからの社会的要請や企業の社会的責任を果たす指針とし、環境課題の改善に努める中で、IDECグループは環境課題の改善が自社の事業活動への貢献につなげることを目指した環境目標の設定を検討し、2025年度から3か年の中期経営計画刷新に合わせて、新サステナビリティKPIを設定しました。
新たなKPIは、2024年度末までに目標到達したCO2排出量削減率の数値目標をさらに上乗せした項目に加え、環境配慮強化型製品の売上額とサプライチェーンエンゲージメント率の新設2項目の計3項目としました。
新KPIの目標到達に向けてIDECグループがグローバル一体となって取り組みを進めるため、2024年度に設立されたグローバル環境マネジメントシステム(GEMS)を活用しています。ここでは、各拠点共通の課題や拠点別の優先課題を設定し、四半期ごとの進捗確認を行い、成功事例の積み上げと共有を進めながら、グループ全体での新KPIの達成に向けて取り組んでいます。
環境課題の改善に向けたグロースでの取り組みと、事業活動への肯定的な影響を開示することで、投資家や株主、顧客だけではなく、さまざまなステークホルダーお関心に応えることが期待されます。これらの取り組みを通じて、地球環境保全と事業活動の持続的な成長の両立を目指していきます。

移行計画

■戦略
IDECグループでは、環境戦略を自社の事業戦略の重要な一部と捉え、移行計画を2025年度からの中期計画に反映させるべく、環境配慮強化型製品の売上目標額をKPIに導入しました。これにより、事業活動における環境貢献度の向上に計画的に取り組みます。
また、サプライチェーンエンゲージメント率のKPI設定やCSR調達ガイドラインとグリーン調達ガイドラインの改定など、サプライヤーとのバリューチェーン構築を加速させています。カーボンニュートラル実現に向けたCO2排出量の削減、産業廃棄物の削減とリサイクル量の増加など、さまざまな環境対応活動にも継続的に取り組んでいます。
こうした移行計画に関わる活動は、IDECグループのパーパスである、「世界中の一つの安全・安心・ウェルビーイングの実現」への貢献に対し、環境側面における調和のとれた取り組みになっています。なお、IFRS S2号に沿った情報開示をはじめとするESG関連情報は、2023年度より有価証券報告書にも掲載しています。

■ガバナンス体制
当社の移行計画は、取締役会の監督のもとで進められており、気候関連目標の進捗については年次で取締役会に報告しています(詳細は、「IFRSサステナビリティ開示基準2号に沿った情報開示」をご参照ください。)。

■CO2排出量削減の取り組み
2022年度から2024年度までのサステナビリティKPI である、CO2排出量削減率24%減(Scope1&2、2019年比)については、基準年である2019年度の11,943t-CO2から2024年度は8,555t-CO2と、削減率24%を達成できました。2025年以降のCO2削減計画としては、2027年度末までにCO2排出量削減率35%減、2030年度末までに50%減、2050年度末までにカーボンニュートラルの達成をも目標に掲げています。
 上記の目標を達成するには、国内だけではなくIDEC グループ全体での取り組みが不可欠です。Scope1に関しては、社用車の適正台数の見直しや、ハイブリット・EV車比率の増加、各種熱源の電化に取り組んでいきます。Scope2に関しては、各拠点での消費電力の削減、CO2排出量係数の低い電力会社への切替、省エネとなる空調設備や生産設備への切替を行っていきます。

■サプライチェーンエンゲージメントの強化
Scope3のCO2削減には、IDECグループの取り組みだけではなく、サプライヤーの協力が不可欠になります。実現に向けた取り組みとして、各生産拠点の取引額上位80%のサプライヤーとのエンゲージメントを新中期計画のKPIに定め、2025年度はグローバルで対象企業のうち、約60社と対話を行う予定です。
 具体的には、サプライヤーとエンゲージメントしたい内容をリスト化し、グローバル環境マネジメントシステムの活動を通じて、国内のみならずグローバルの各購買拠点で、実現可能な項目からエンゲージメントを進めます。
 毎年エンゲージメントの社数を増やしながら、すでに対話を進めているサプライヤーとも、実現可能な項目の向上を図るよう協力して取り組みます。
 サプライヤーとのエンゲージメントの取り組みは、当社のScope3上流で最もCO2排出量が多い購買関係のCategory1 の排出量削減に、将来的につながることが期待できます。

主なサステナビリティKPI(2025年~2027年度)

環境配慮強化型製品売上高:82億円
CO2排出量の削減率:35%減(Scope1&2, 2019年度比)
サプライヤーチェーンエンゲージメント率:80%以上

外部からの評価

IDECは、CDP、EcoVadis、FTSE、MSCIなどのESG評価機関からの要請に対応しており、質問書への回答を通じて気候関連財務情報を開示しています。

2025年11月にCDPが公表した「気候変動レポート2025」で、IDECは2023年から3年連続で「B」スコアと評価されました。事業戦略、CO2排出量削減の取り組み、ガバナンス、依存とインパクト、リスクと機会のプロセスなど多くの気候変動カテゴリーでAまたはAースコアを獲得した一方で、第三者検証と目標で課題が残る結果となりました。
Eco Vadis2025年の環境部門スコアは75点と、昨年から25ポイント向上しました。IDECグループ全体での総合得点はこれまでの最高である63点を獲得し、初のブロンズメダルを受賞しました。

IDECは2021年にTCFDに賛同し、2022年より気候関連財務情報の開示を開始しており、2024年からはIFRS S2号に沿った情報開示を進めています。今後はサステナビリティ基準委員会 (SSBJ) が定めた日本の規準に基づく開示に向けた準備を進める予定です。