HR5S形 安全リレーモジュール
導入事例
簡単にカテゴリ2の構成を実現できるHR5S形安全リレーモジュールを採用いただいた事例をご紹介します。
1. 歯車測定器への導入事例
2. ホットエアーシーリングマシンへの導入事例
特長
二重化しない安全システム
リスクの低い機械の安全システム導入について
これまではカテゴリ2制御を実現することが難しく、リスクが低い機械に対しても二重化(カテゴリ3)制御をするしかありませんでした。
しかし、HR5S 形安全リレーモジュールではカテゴリ2の構成を簡単に実現できるため、導入コストや工数削減が可能です。
カテゴリ3 とカテゴリ2 との比較
パフォーマンスレベルについて
安全システムのリスク低減の寄与度合はパフォーマンスレベルで分類されます。
カテゴリ2の構成(アーキテクチャ)ではPL= c やPL= d 制御システムを実現することが可能です。
リスクアセスメントを実施し、機械に要求されるパフォーマンスレベル(PLr)を確認してください。
特に包装機械や食品機械、半導体製造装置、その他生産設備の多様な機械や場所にPLr = c が存在しています。
カテゴリ2システム導入の効果
PLrの決定
< リスクパラメータ >
S 傷害のひどさ
・S1 軽症(通常,回復可能な傷害)
・S2 重傷(通常,回復不可能又は死亡)
F 危険源への暴露の頻度及び/又は時間
・F1 まれ~低頻度,及び/又は暴露時間が短い(1回/15min以下、且つ機械の全運転時間の1/20以下が目安)
・F2 高頻度~連続,及び/又は暴露時間が長い
P 危険源回避又は危害の制限の可能性(危険源発生の速度、脱出可否、訓練などによる)
・P1 特定の条件下で可能
・P2 ほとんど不可能
*1)当社の安全製品の販売実績やリスクアセスメントの実績、また国際規格の要求をもとにマッピングしたものであり、機械に必要なパフォーマンスレベルの決定は個別機械ごとにリスクアセスメントが必要です。
機種選定フローチャート& ラインアップ