HS5L-K形 鍵付安全スイッチ
ロック監視のマーキングとは
本ロック監視マークはEN ISO/ISO14119 9.2.1項に新たに記載されたマークであり、EN ISO/ISO14119の下記要求事項を満たしてることを示しています。
ー ガード施錠装置に対する一般要求事項( 5.7.1項)※
ー ガード施錠装置に対するロック監視 (5.7.2.2項)
本ロック監視マーキングが付いているロックモニタ回路(接点)にて、防護扉の位置の監視とロック機能の監視を同一の回路(接点)で行うことができます。
(防護扉閉 かつ ロック状態の場合のみ ロックモニタ回路(接点)がON)
製品動画
機械安全から防爆安全まで安全方策における課題は鍵付安全スイッチで解決!
HS5L-K形鍵付安全スイッチは、鍵でドアを施錠・解錠します。
危険区域内に鍵を持ち込んでいる間は安全スイッチがロックせず、装置も停止状態なので、危険区域内の閉じ込め防止や、装置の起動を防止し、作業者の安全を確保します。
さらに、HWシリーズ鍵付セレクタスイッチ(ピンタンブラータイプ)と共通の鍵で操作できるため、装置のモード切換とドアのロック解除がひとつの鍵で実行可能となりました。
装置ごとに鍵の使い分けをすることでさらに安全性を高めるよう、11種類の鍵ナンバーを用意しています。
ホステッジコントロール
装置やロボットは防護扉(ガード)により危険源が隔離されています。
作業者は鍵でドアロックを解除、装置を起動不可の状態とした後、その鍵を抜いて危険区域に持ち込み作業します。
作業者が扉の外に出て鍵でロック状態にしない限り装置も停止状態なので、鍵を持っている作業者は危険区域内でも安全に作業できます。
*1)ホステッジコントロール 上記のような使い方をすることから、この鍵を「ホステッジ(hostage:人質)キー」と呼び、
ホステッジキーを使った作業者の安全確保の方法を「ホステッジコントロール」と呼んでいます。
メンテナンス時のモード切換
装置やロボットは防護扉(ガード)により危険源が隔離されています。作業者はメンテナンス時に危険区域内で作業する際、①モードを切換えた後、その鍵で②防護扉(ガード)のロックを解除、鍵を抜いて危険区域内に持ち込み作業します。
作業者は、モード切換と防護扉(ガード)のロック解除をひとつの鍵で実行可能です。さらに危険区域内に鍵を持ち込んでいる間、防護扉(ガード)はロックせず、装置も停止状態なので、作業者は危険区域内でも安全に作業できます。
部分モード切換
装置やロボットは防護扉(ガード)により危険源が隔離されています。作業者はメンテナンス時に危険区域内で作業する際、①鍵で防護扉(ガード)のロックを解除、装置やロボットを起動不可の状態とした後、その鍵を抜いて危険区域内に持ち込み、②メンテナンス対象の装置やロボットをメンテナンスモードに切換えます。作業者が危険区域内で保守作業を行っている間、防護扉(ガード)はロックせず、装置も運転モードにならないので、作業者は危険区域内でも安全に作業できます。
爆発性雰囲気での機械安全を実現
防爆専用カバーを取り付け(またはドアハンドル形アクチュエータに組み込み)EB3N形セーフティリレーバリアに接続することで、爆発性雰囲気で安全システムを構築できます。
安全システムソリューションのご提案
機械安全のための組合わせ例
FS1A形セーフティコントローラは、32パターンのISO13849-1 Pleに対応した安全回路ロジックを内蔵し、様々な装置に対応する安全回路がプログラム作成不要で、簡単に構築できます。
機械安全と防爆安全のための組合わせ例
EB3N形セーフティリレーバリアと安全入力機器との接続で、爆発性雰囲気での機械安全と防爆安全を実現。接続される安全入力機器は爆発性雰囲気内(ⅡB)で使用可能な機種を用意しています。