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環境に配慮した製品開発
基本的な考え方
IDECグループは創業以来、「省」の思想をもとに1982年に「Save all」を掲げ、環境に配慮した事業を展開してきました。2022年度には「環境配慮型製品開発手順書」を改訂し、製品開発プロセスの最初の段階から環境配慮を重視する手順で開発を行っています。
手順書では省資源、省エネ向上、長寿命化など、IDEC独自の規準に基づいて環境配慮度合いを評価し、脱炭素を目指した製品開発を行っています。評価において貢献度の高い製品は「環境配慮強化型製品」に認定し、 「ISO/JIS Q 14021(タイプⅡ)に準拠したIDECオリジナルのエコマークをカタログなどに貼付して、対象製品を開示しています。
2019年度以降に発売した、新製品に占める環境配慮強化型製品の累計比率60%以上を2022年度からの中期3か年計画の目標の一つとしていますが、2023年度までの累計達成率は73.5%でした。
環境ラベル(エコマーク) | |
当社の基本精神である「省」の精神=「SAVE ALL」をモチーフにしたオリジナルのエコマーク*です。「環境配慮強化型製品」に認定された製品のカタログなどに貼付し、お客様への浸透を高めています。 ISO/JIS Q 14021(自己宣言による環境主張:タイプⅡ)に準拠。 |
環境配慮型製品の評価項目(抜粋) |
●省エネ向上(高効率) | 製品の省エネ設計 |
●省資源(材料) | 使用材料の削減 |
●省資源(包装、梱包材など) | 梱包材の削減、ペーパレス・ラベルレス |
●省スペース、軽量化 | 従来品からの小形化・軽量化 |
●省工数 | ユーザーの作業性向上への配慮 |
●生産設備の省電力 | 生産工程の短縮 |
●環境配慮材料(部品)の採用 | 構成部品・包装材・運搬材への適用 |
●製品解体の容易性 | 接着剤レス、ねじ削減 |
●長寿命化 | 長寿命部品の採用、保守容易性 |
環境配慮型製品の例 |
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プログラマブル表示器一体型コントローラ(FT2J形)製品概要 プログラマブルロジックコントローラ (PLC) とプログラマブル表示器を一体化し、合理的なオートメーションシステムを実現している製品です。環境配慮面においてもお客さまに価値をご提供できるよう、一体化による消費電力の削減、並びに省スペース化に加えて、Push-in端子採用による配線工数の削減、バッテリーレスによるメンテナンス不要などを考慮しています。 | ||
環境配慮ポイント ・PLCと表示器の一体化による効果 ①消費電力は1台辺りで約40%削減しており、電気量消費によるCO2排出量の削減に寄与します。 | ||
➁奥行は約1/3となっており、制御盤などお客様の装置小型化にも寄与できます。 | ||
・Push-in端子の採用 工具不要で簡単配線が可能です。また、端子部分は取外しに可能な構造であるため、配線作業の分業による効率アップにも寄与します。 |