2024年、IDECグループは環境基本方針を刷新しました。新たな環境基本方針は、温室効果ガス排出量削減や環境配慮型製品開発などの気候変動への対応や循環型社会の構築、IFRSなどの国際開示基準に沿った環境情報の開示、生物多様性への対応など、近年注目されるようになった新しい社会課題を反映させた内容としました。
環境基本方針を多様なステークホルダーからの社会的要請や企業の社会的責任を果たす指針として、IDECグループはこれまで以上に環境課題の改善に努めていきます。
理念
IDECグループは、人と機械の最適環境を創造し、世界中の人々の安全・安心・ウェルビーイングを実現することを目指す企業として、事業活動のすべての面において地球環境の保全を最重要課題とし、持続可能な社会を次世代につなげていきます。
方針
1 環境経営と環境マネジメントシステム
私たちは、環境マネジメントシステムを運用し、経営幹部のコミットメントのもと、環境経営を実践します。
その中で、環境教育を通じた従業員の環境意識向上を図り、サプライヤー、顧客とともに環境課題の解決に取り組みます。
2 循環型社会の実現
私たちは、循環型社会の実現に向け、次のような取り組みを推進します。
・エネルギーや原材料の削減と再生可能な資源の活用
・水資源の有効活用
・廃棄物の削減とリサイクル
・化学物質の適正管理と環境汚染の未然防⽌
・オゾン層破壊物質等の大気への排出防止
3 法令遵守
私たちは、事業活動に関連する環境法令・条例・協定および、国際的な環境規範やCSR規範を遵守し、社会的責任を果たします。
4 環境に配慮した製品・サービスの提供
私たちは、原材料調達から製品の使用・廃棄までのライフサイクル全体で環境に配慮したより良い製品・サービスを社会に提供するために、製品の設計・開発段階から、製造工程や物流、梱包資材に至るまで、環境負荷低減に努めます。
5 温室効果ガス排出量の削減
私たちは、省エネルギーの推進、再生可能エネルギーや次世代エネルギーの導入、低炭素技術の活用に加え、バリューチェーン全体での温室効果ガス排出量の削減を図り、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指します。
6 コミュニケーションと情報開示
私たちは、社員、顧客、投資家、取引先、事業活動に関連する地域社会など多様なステークホルダーとの対話を重視するとともに、国際的な開示基準に則った積極的な情報開示を行います。
7 自然との共生
私たちは、自然と共生する社会の実現のため、事業活動における生物多様性への依存・影響を評価し、地域の生態系への配慮を行い、バリューチェーン全体での負の影響を低減します。
2024年 4月 1日 改正
IDEC株式会社
代表取締役会長兼社長