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研究開発体制

「安全DNA」をベースとした製品開発

創業間もない1950年に開発した開閉器に、蓋が閉じた状態でなければ電源がオンにならず、 通電状態では蓋を開けられないようにすることで、感電のリスクから作業者を守る二重化イン ターロック機構を採用し、ロングセラー製品となりました。

この安全思想は脈々と受け継がれており、創業以来、安全DNAをベースとした製品づくりをベースとした製品開発 を行うことで、高品質な製品をご提供しています。

IDECが高いシェアを持つ非常停止用押ボタンスイッチは、非 常時に機械を停止させて作業者の安全を守る製品ですが、国際 安全規格に対応するだけでなく、IDEC独自の安全を極めた「セー フティポテンシャル構造」を採用した製品をラインアップしています。 メイン接点には、常にオフ状態(安全側)に移行しようとするエネル ギーが生じているため、壊れた場合でもオフ状態になることで重篤な 産業事故を防止し、人々の安全を守ることができます。



オープン&クローズ戦略の推進

知的資本戦略の一環として、オープン&クローズ戦略による事業活動を推進しており、国際標準化に加え、研究開発と知財が三位一体となった開発推進体制としています。

企業のあり方や競争がグローバル化する中において、世界で通じる標準、すなわち国際規格等を重要視する流れはますます加速しています。単に技術が優れているから、アイデアがすばらしいからそれを特許にしておこう、知的財産として守っていこう、というような従来的な開発体制では、グローバル社会で技術の流れをリードしていくことは不可能です。

IDECでは、従来のような研究開発と知財を連携させることを中心としたマネジメントではなく、国際規格の重要性の高まりを受け、「研究開発+知財+標準」の三位一体の開発推進体制を構築し、規格・標準グループもマネジメントの一翼を担い、意思決定に参画する研究開発マネジメントを推進しています。

またオープン&クローズ戦略とは、利益を生み出す自社のコア技術をクローズ領域としつつ、それ以外の技術をオープン領域とすることです。多数の企業が競合している領域で戦うのではなく、オンリーワンとなれる領域で、知財や国際標準化による参入障壁を築くことが重要なポイントとなります。例えばイネーブルスイッチの場合では、重要な技術の特許を取得するだけでなく、国際標準化を推進することで、国内外の多くのロボットメーカーや機械メーカーで採用される状況をつくり、グローバルシェア90%以上という圧倒的なシェアと、高い収益性を実現しました。

このように知財・標準化戦略を重視し、専門部隊を設け、各部門が連携を取り、人材育成も含めて積極的に推進体制をしいている点においては、国内で先進的なマネジメントの取り組みを行っている先駈け的モデルケースであろうと考えています。