安全機器は、機械を使う際のリスクを低減する場合に有効です。
もし安全機器の故障や、意図と異なる制御が行われるとたちまちにリスクが増大し、人に危害がおよぶ可能性が高まります。従って、安全機器には特有の安全機能(故障がリスクの増加につながるような機械の機能)が要求されます。
機械設備で使用される安全機器としては、以下のようなものがあります。
機械の動作範囲を制限する メカストッパ、クサビ |
蒸気、空気の圧力を制限する 開放ベント(安全弁) |
安全柵の扉の開閉を検出する 安全スイッチ【図1】、セーフティリミットスイッチ |
機械の可動部分に触れることが無いようにする カバー、ふた |
機械に人が近づいたこと/ 人が機械の動作範囲内に居ることを検出する ライトカーテン、レーザスキャナ【図2】、安全マット |
機械に人が接触したことを素早く検知する バンパースイッチ |
危険を感じた時とっさに操作する 非常停止用押ボタンスイッチ【図3】 |
安全状態を確認して機械の出力を許可する セーフティコントローラ【図4】、安全リレーモジュール【図5】 |
ロボットの教示作業時などの安全を確保する 3ポジションイネーブルスイッチ【図6】 |