指名委員会と報酬員会
取締役会の任意の諮問機関として、2021年に指名委員会、2022年に報酬委員会を設置し運営しています。指名委員会では、取締役候補者の指名や次世代経営幹部候補者の育成計画、サクセッションプランについて検討審議し、報酬委員会では報酬制度や規程に関する検討審議と、制度に基づく報酬決定への答申などを行っています。なお、名委員会の委員は、取締役会が選定する取締役で構成し、委員の過半数は社外取締役とし、社内取締役としては取締役会長を含むものとしています。
サクセッションプラン
2021年に設置した任意の指名委員会では、まず次世代幹部候補者の選出と、その育成プログラムについて議論し、いわゆるサクセッションプランとして、次世代経営層への交代に向けた育成計画をスタートしました。
選定された次世代幹部候補者への育成プログラムを推進し、外部研修受講、社外取締役による1on1のアクションラーニング、専門分野の講義などを実施するとともに、経営会議や取締役会への参画により経営課題を肌で感じ、現役の取締役、執行役員との接点を深める機会を設けています。2023年6月には次世代幹部候補者から次年度取締役候補者を選出していますが、新任取締役として就任後もエグゼクティブコーチングなどの育成プログラムを継続し、指名委員会はその育成状況について適宜報告を求め、育成計画に対して意見を具申しています
社外取締役の積極的な活動
高い専門性や経営経験に基づき取締役会で忌憚のない意見を述べ、独立性のある立場から議論に参加することはもちろん、取締役会の場だけでなく、事業課題やテーマに沿って担当部門と個別のセッションを開催したり、次世代教育のカリキュラムにおいて講義や面談を行うなど当社事業の成長に向けて積極的に関与し、専門性と独立性を持った社外取締役としての役割を果たしています。
また、社外取締役同士がコミュニケーションを強化する場として2018年度から「社外役員交流会」も継続的に実施しています。2021年度はIDECグループの中長期的戦略方針について議論を行う機会とし、活発なディスカッションや意見交換を通じて中長期戦略方針についての議論を深めました。
■社外取締役の主な活動内容