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循環型社会の実現
■目次■ (クリックすると各項目に移動します。) |
脱PETボトルの取り組み
自動販売機からPETボトル飲料とPETボトル回収容器の撤去と、社外から持ち込んだPETボトルの持ち帰りルール、マイカップ・マイ水筒の持参を推奨する脱PETボトルの取り組みを、2019年度に本社で開始しました。現在では本社だけではなく、主要事業所にも脱ペットボトルの取り組みが広がっております。
脱ペットボトル以前には本社で年間約6万本のペットボトルが消費されていましたが、現在は缶・瓶・紙パック容器の飲料に販売が限定されており、ペットボトルの消費量をゼロにすることができました。
また、IDECグループは環境省が推進する「プラスチック・スマート」キャンペーンに参加し、啓発ポスターを社内に掲示することで社員に対する海洋プラスチックごみ問題の啓もうを継続しています。
梱包ラップ(左)からエコバンドと折り畳みコンテナ(右)の使用に切り替えることで、梱包ラップや段ボールだけではなく作業工数も削減できました。
生産現場でのビニール袋使用量削減(中国・蘇州)
蘇州工場(中国)では、使用していたビニール袋の代わりに、再利用可能なソフトトレイやコンテナを活用することで、ビニール袋の使用量削減を2022年8月より推進してきました。その結果、2024年3月までに1.598tを削減することができました。
<改善前>
<改善後>
本社食堂生ゴミ処理機の導入(日本)
2022年2月より、本社食堂に生ごみを水と炭酸ガスに完全分解する生ごみ処理機とオゾンを利用した浄化装置を設置しています。浄化装置は排水に含まれる油分の排水処理を行うことで、生活排水の環境負荷の低減が期待できます。
本社食堂だけで調理時に出る非可食部および残飯で年間約8トンの生ごみが排出されていましたが、生ごみ処理機の導入で生ゴミの排出量をほぼゼロにすることが可能となりました。合わせて、本社食堂の箸を使い捨てから再利用可能な箸に入れ替えることで、使い捨て箸使用量の削減にもつながりました。
スマート食堂で食べ残し削減(蘇州和泉工場)
2023年5月に蘇州和泉電気に導入された「スマート食堂」では、各自がビュッフェ形式で好きな料理を必要分量取ることができます。自分が取った料理の分量に応じて目の前のパネルに「料理の重さ・食事代・残高」が表示され、自動で決済が完結する仕組みになっています。
スマート食堂導入後、食べ残しの量は2022年度平均と比べて52%削減されただけでなく、配膳待ち時間の短縮や削減できたコストを社員の食事に還元しています
グリーン購入
基本的な考え方
IDECは2018年に「グリーン購入手順書」を制定しました。本手順書は、環境に十分に配慮された事務用品や備品、器具の購入を推進することを目的とし、環境省制定の「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」に基づいて、コピー用紙や文具類、オフィス家具など、品目ごとの購入判断基準を定めております。
グリーン購入法適合商品や古紙パルプ配合率や再生プラスティック配合率が一定割合以上の製品を優先して購入することで、持続可能な発展による循環型社会の形成を目指します。
FSC®森林認証紙の使用(日本)
FSC®認証制度(森林認証制度)は、森林環境を守るために生態系に配慮した適切な管理がされている森林か、適切に管理された森林から生産された木材を原材料として使用しているか、などを世界的な厳しい基準で審査する国際的な制度で、FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)が運営しています。
IDECの招集通知の印刷には、FSC®森林認証紙を使用しています。
植物油インキの使用(グローバル)
植物油インキ(Vegetable Oil Ink)は、再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油など、植物油全般を原料とするインキのことをいいます。招集通知の印字には、Vegetable Oil Inkを使用しています。
レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーの提供(本社)
レインフォレスト・アライアンスは生物多様性の保全、労働者やその家族、地域住民の権利と福利の推進に取り組む国際的な非営利団体です。本社の食堂はフリードリンクとなっており、持続可能性の基準を満たした農園に与えられるレインフォレスト・アライアンス認証を受けたコーヒー豆を使用して、コーヒーを社員に提供しています。