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IDECの安全コンセプト

IDECの安全基本方針について

2020年に創業75周年を迎えるIDECは、安全制御機器製品の第一号を1950年に販売して以来70年にわたり、製品技術によって産業現場における事故や災害の防止および低減に寄与してきました。これからもIDECグループは、「人間性尊重経営」を前提として、「企業活動を通じて社会・経済に貢献する」という経営の基本方針に基づき、IDECグループだけでなくグローバル社会での安全で快適な環境づくりのため、すべての事業活動において常により高い安全性を実現し、世界で最も安全を追究し、働く人のウェルビーイング向上に寄与する企業を目指します。 

新世代の安全思想である「Safety2.0」の推進や、安全関連機器の普及を通じて、世界一安全・安心・ウェルビーイングを追究し、実現する企業を目指すIDECにぜひご期待ください。


 

安全の考え方の変遷

産業現場における安全の考え方は時代と共に変遷してきました。 最も原始的な考え方は人の注意力・判断力のみに依存して安全を確保する「Safety0.0」です。わかりやすく表現すると、危ない機械であっても人が注意して事故に遭遇しないようにする考え方です。
しかし、人は間違えますし、機械は壊れるものです。人の注意力だけに頼った安全対策には限界があります。
もし、人が間違えても、機械が壊れても安全を確保するには「Safety 0.0」の考え方だけで不十分であり、機械システムの設計段階から安全を確保するという「Safety 1.0」の考え方に移り変わってきました。

さらに、よりフレキシブルで高生産性を実現するために、人・モノ(機械)・環境が情報を共有し、協調して安全を実現する新しい安全「協調安全/Safety2.0」の考え方が生まれ、移り変わろうとしています。
 

安全確保の手法:
安全機能の発揮
原則 具体的内容 特徴 主たる安全の概念 安全学での分類
Safety 0.0 人間の注意 自分の身は
自分で守る
教育/ 訓練/ 管理/
作業基準/
作業マニュアル
生産優先 作業安全 ヒト:人間的側面
(人文科学)
Safety 1.0 (人間の注意)+技術 機械設備の安全化 本質的安全/ 安全防護/
安全制御/標準/ 基準
安全優先 機械安全 モノ:技術的側面
(自然科学)が加わる
Safety 2.0 (人間の注意+技術)
+環境・情報・組織
協調による安全化 ICT技術の活用/情報共有 生産と安全の両立 協調安全 環境:組織的側面
(社会科学)が加わる



危険な機械システムをライオンに例えますと、ライオンのみが存在し、人が存在しなければリスクはありません。
人とライオンが同じ領域に存在しており、人の注意力のみに頼りケガをしないようにしている状態が「Safety 0.0」です。ここには非常に大きなリスクがあり、いつ事故が起きてもおかしくない状況です。次に、危険なライオンを檻の中に閉じ込め、人から隔離することによって安全を確保するのが「Safety 1.0」です。そして、十分なリスクアセスメント、並びに新たな安全安心方策を実施した上で、ライオンを再び檻から出して人と同じ環境で共存させようとするのが「Safety 2.0」です。
 

新しい安全実現のためのニューアプローチ

これまでは安全担当者や安全技術者が、国際安全規格に基づくリスクアセスメントおよびリスク低減方策を盛り込んだ機械システムとすることで安全を実現してきました。しかし、これからの安全の潮流は、安全機器を用いた制御技術で実現される安全に加えて、部品メーカ・装置メーカ・使用者のそれぞれが人材育成により安全を共通言語化し、使用者が災害防止に向けた強い意志を持って労働安全衛生マネジメントを考慮したシステム構築を行い、標準化された規格などの社会ルールへの適合が必要です。

安全の実現は高効率の投資であることからも、これらの技術・人材・マネジメント・社会ルールの4つの側面への包括的なアプローチが世の中で求められています。

安全な環境で就労することは基本的な人権であり、この考え方は国連の提唱するSDGsや、ILO(国際労働機関)傘下のISSA(国際社会保障協会)が提唱するVision Zero(全ての職場における事故と疾病を予防する革新的なアプローチ:http://visionzero.global/ja)とも整合します。IDECは働く人の安全・健康・ウェルビーイング向上を実現するため「新しい時代の安全」を提案してまいります。

 

協調安全/Safety2.0の技術を活用した製品・システム

協調安全/Safety2.0の技術を活用することで、従来の機械安全だけでは難しかった安全性と生産性を両立することが可能となります。
IDECは以下のような協調安全/Safety2.0製品・システムをご提案しています。

 ・「ANSHIN sensor」
  協働ロボット専用の静電容量の原理を用いたセンサが人を検出して非接触でロボットや機械を停止する
 
 ・「非常停止アシストシステム」
  ウェラブルストップスイッチで、アシスト機能付き非常停止スイッチを機械的に動作支援して機械を停止する