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ドア安全スイッチの弱点強化でメンテ要らずに

意図して行う2アクションのインターロックで安全性を高める

ドア開閉時の衝撃がアクチュエータ故障の原因に


自動車製造の溶接工程では、長い製造ラインに複数台のロボットが設置されており、安全性を確保するためにライン全体が柵でおおわれています。そこでは通常複数のドアが設けられ、そのドアには、人身事故を防止するため、ドアが開いている間はロボットを停止させるインターロック装置となる安全スイッチが取り付けられます。

しかし、安全スイッチの使い方によっては、アクチュエータがドアストッパに代用されている場合があり、ドアを開閉するたびにアクチュエータに衝撃が加わり、破損してしまうリスクがありました。

アクチュエータがひとたび破損すれば、ダウンタイムを発生させる可能性があります。さらに、ドアがひとつであれば、アクチュエータをすぐに交換して復旧できますが、ドアが複数ある溶接工程などの場合には、どのドアの安全スイッチのアクチュエータが故障してラインが止まっているかをすぐに判別できないこともあり、ダウンタイムを長引かせることもありました。
 

2アクションのインターロック機構で故障を原因から対策



たとえドアストッパによって安全スイッチとアクチュエータに対して過剰な力がかからないように設計されたドアでも、ドアの開閉による衝撃でアクチュエータが破損し、ダウンタイムが発生するというアクシデントが起こることがあります。アクシデントによるダウンタイム発生を防ぐために、私たちIDECは、スライドハンドル形アクチュエータを開発しました。

スライドハンドル形アクチュエータを使用して扉を閉める際は、
 ①ハンドルを握りノブを引き上げる。
 ②ハンドルをスライドさせてドアを閉める
という「意図的に行う2アクション」が必要になります。扉を開けるときは1アクションです。


この2アクション構造というソリューションによって、ハンドルの不意な動作や扉のガタツキが安全スイッチとアクチュエータの故障の原因になることを防ぐことができます。

スライドハンドル形アクチュエータは、IDECの安全スイッチ「HS5シリーズ」に対応。
さらに、ロック強度5,000Nの堅牢な安全スイッチHS1T形用の頑丈なスライドハンドルアクチュエータも用意しています。
どちらも開き扉、引き扉のどちらにも使用できるため、お客様の環境や用途に合った最適な安全スイッチを豊富なラインアップから選択することができます。

また、万一の閉じ込めに備え「UNLOCKボタン」が用意されたタイプを使用することで、安全柵の内部からロックを解除できる安全性も確保できます。
 
 

2種のハンドルでどのようなドアにも対応可能


IDECでは、どのような現場でも上記のソリューションを実現できるよう、スライドハンドル形アクチュエータに加え、ドアハンドル形アクチュエータもご用意しています。スライドドア、右開き・左開きにも対応可能なタイプをラインアップ。

生産現場の安全性と効率性をより高めたい方は、ぜひIDECにお問い合わせください。