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エレベータ新安全規格に応じた制御システムを構築

IDECの安全コンポーネンツでエレベータ新安全規格に応じた制御システムを構築

エレベータ新安全規格の発行により、制御システムでのSIL適合が求められています。制御システムご担当者様は現状の戸開走行保護装置(UCMP)の安全回路設計においてのSIL3適合に課題を抱えておられました。

IDECは、国際安全規格、SIL3に適合した各種製品をお客様に提案し、さらに制御システムのSIL適合をトータルでサポートしました。


エレベータ新安全規格により安全対策強化、制御システムのSIL適合が必要に



日本工業規格(JIS規格)や中国標準規格(GB規格)に大きな影響を与えると予想されるエレベータ新安全規格EN81-20/50では、規格の変更により安全策の強化が求められています。数ある安全性への要求事項のひとつに各電気安全装置へのセーフティ・インテグリティレベル(SIL)があり、総合電機メーカーのエレベータ制御システムご担当者様は機械室の制御盤でどのようにSIL適合を実現できるか模索されていました。


エレベータ電気安全装置の安全回路構築に広がる選択肢


お客様から相談を受け、IDECはFS1A形セーフティコントローラ、RF1V形とRF2形強制ガイド式リレーを組み合わせた安全回路の設計を提案しました。強制ガイド式リレーは、機械の安全に関わる制御システムに使用されており、汎用リレーでは不可能となるSIL適合の制御システムを構築できます。使用用途に応じて2極、4極、6極の強制ガイド式リレーを採用することによって、コンパクトな制御盤を実現できします。

また、安全リレーモジュール7台以上の機能を有したセーフティコントローラは、ロジック選択のみで容易に安全システム構成することが可能です。しかも内蔵する安全回路のソフトウェアはSIL3、ISO13849-1 PLeの国際安全規格認証済みのため、安全システムの規格認証作業にかかわる労力・時間を大幅に削減できます。

エレベータの各停止装置、電気安全装置に関わる各位置検出の回路にセーフティコントローラのロジックパターンが当てはまる場合の利便性を高くご評価いただきました。

お客様には安全機器メーカーとしての回路設計のノウハウと製品の信頼性、IDECが長年取り組んでいる機械安全への実績を評価いただき、制御システム構築の一助となることができました。

今後、エレベータの全体制御の安全回路標準化についてもご期待いただいています。