新安全規格に応えるため、建物ごとに設計変更が発生…

非常用エレベータは、火災発生時にかごに消防士が乗って行動することを前提に設計されます。

放水などが行われた際も間違いなく操作が行えるように、厳しい防塵・防水基準が設けられており、とくにピット内の地面から1m未満の位置に設置する電気ユニットはIP67保護構造の製品でなければならないという要求基準（新安全規格EN81-72にて規定）があり、メーカーの皆様はこれに則って非常停止ボタンなどを取り付けられていると思います。

もちろん地面から1m以上の場所に非常停止ボタンを取り付ければ、わざわざ防水性に優れたユニットを採用する必要はありませんが、ピットの深さは建物によってさまざま。深さが1mギリギリのものやそれ未満の場合もあり、その都度非常停止ボタンの位置を考えなければならず、設計のご担当者様にとって面倒な問題だったのではないでしょうか。
 

IP67対応のスイッチで設計変更の工数を削減 

従来は、ほとんどのメーカーの非常停止用押ボタンスイッチの保護構造がIP65しかなく、できるだけ1m上の場所に取り付けようと苦慮されていた設計者の方も多いと思います。
しかし、今後はスイッチの専門家であるIDECにお任せください。
私たちは、エレベータメーカー様へIP67保護構造に対応した非常停止用押ボタンスイッチ「XWシリーズ」をご提案しています。

この製品を使用すれば、非常停止用押ボタンスイッチのボックスの位置や仕様を標準化することができ、建物の状況に合わせて毎回設計を見直すという手間を省くことができます。
 

エレベータ設計に関するお悩みはぜひIDECへ

IDECでは非常停止用押ボタンスイッチ「XWシリーズ」以外にも、エレベータの設置される現場での作業効率や安全性の向上に役立つ各種製品を取り揃えています。新安全規格に対応したご提案もございます。
エレベータ関連規格・規制等も踏まえた安全機器や制御機器の選定などでお困りの際はぜひIDECにご相談ください。