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パレタイジングロボットの弱点を補う心強い味方

パレタイジングロボットの「取り落とし」を 確実に検知し、梱包ミスを防止

万一のワークの落下に対して適時適切に監視できない

落下物のため数量不足が発生する

食品工場や化粧品工場などでは、人の代わりにパレタイジングロボットが製品の箱詰めを行う現場が非常に多くなりました。生産現場での安全対策がなされたパレタイジングロボットは、生産効率の向上や人手不足の解消を担っています。

しかし、パレタイジングロボットは小さな物・軽い物・滑る物に弱く、掴んで運ぶ際に落としてしまうことがあります。物の形状によっては100個のうち数個以上も落としてしまうケースもあるようです。 そのため箱詰め作業の現場では、センサを使って落下物を検知し、数量不足の梱包が発生するリスクに備えていますが、十分ではないため検査工程で初めて数量不足が発覚することがあり、検査担当者に負担をかけてしまっていました。

レーザースキャナを使えば落下物の検知も安全対策も万全

確実に落下物を検知

落下物を検知し、作業員が即座に対応できるようにするために、IDECではマットセンサの代わりにセーフティレーザスキャナ「SE2L形」の利用をご提案しています。セーフティレーザスキャナ「SE2L形」は半径5m、270度の範囲を検出することができ、重量や大きさに関係なく落下物を検知することが可能です。

これに加え、作業員パレタイジングロボットに近づく際には、距離に応じてロボットを自動で減速あるいは停止することも可能なため、安全性と生産性を両立し、人身事故の防止にも貢献します。「機能が充実する分、コストが高くなるのでは…」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、本製品は1台で複数の作業領域をカバーすることもできるためコストを抑えられます。
 


 
 セーフティレーザスキャナの特長

長さ5m、検出角度270°

「SE2L形」は最大で270度、5mの範囲を防護領域として最大20mを警告領域として設定できるため、フォークリフト用の出入り口が2つ隣接している場合も、1台の設置でOK。最小限のコストで、万一の大損失を防ぐことができます。
*1) 身長170cmをモデルに平均的な歩幅として70cmで計算。

エリア設定

「SE2L形」は、侵入を検知した際に警報を鳴らしてロボットを低速運転にできる「警告エリア」と、ロボットを停止させる「防護エリア」の二つのエリア設定が可能です。危険度が低い出入り口付近は警告エリアに、危険なロボット付近は防護エリアとすることで、生産性を保ちながら確実に安全を確保することができます。

私たちIDECにご相談いただければ、利用シーンに応じた適切な安全対策をご提案いたします。
 


 
 現場の安全を支えるIDEC製品のご紹介

各種安全機器を取り揃えています

光でロボットの稼働状態を示して注意喚起する表面取付形表示灯「LH1D形」 プログラム不要のロジック選択のみで容易に安全回路を構築できるセーフティコントローラ「FS1A形」 安全柵用のソレノイド付安全スイッチ「HS5L形」 安全回路用の強制ガイドリレー「RF1V形」