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移動式ロボットの安全対策

移動時と稼働時、状況別のリスクにも対応できるセーフティレーザスキャナ

ロボットを搭載したAGVの安全対策をどこまで施せばいいのか

移動式ロボットの安全対策は複雑

先駆的な無人搬送車(AGV)メーカー様では現在、お客様のさらなる自動化ニーズにお応えするため、AGVにロボットアームを取り付け、これまで人が介在して行っていた荷積み作業、荷降ろし作業まで自動化できる多機能製品の開発に注目されています。

しかし、AGVにロボットを搭載しようと考える設計者の方々は、安全対策の問題に頭を悩ませておられるのではないでしょうか。

AGVに求められる安全規格とロボットに求められる安全規格は異なっているため、それぞれについて調べ、どちらを優先するべきかなど対応策を検討するのは面倒な課題です。

業界では、無人搬送車の規格による安全基準は古く、新たな基準の作成が必要となっています。そのため、ロボットを搭載したAGV開発を提案したいメーカー様や、エンドユーザー様からの「リスクアセスメントを十分に行ってから納入してほしい」という要求に対して、どこまで安全対策を施せばよいのかお困りではないでしょうか。
 

ロボット稼働時と移動時のそれぞれに適切な安全対策をする

状況別にリスクを考えてみる

今回のケースでは、状況別にリスクを考えて対策した場合、IDECのセーフティレーザスキャナ「SE2L形」が役立ちます。

まずAGVが停止し、ロボットが作業を行っている際は全方位が危険エリアとなりますので、360°から近づく人を検出しなければなりません。セーフティレーザスキャナ「SE2L形」をAGVの側面に、例えば右前方と左後方など対角線上の2箇所に1台ずつ取り付けておけば360°の範囲検出が行えます(本製品1台による検出角度は最大270°ですが、業界初のマスタースレーブ機能により複数の入出力を自動で統合できるため干渉を防ぎ、なおかつ省配線を実現できます)。

次にAGVとして移動している最中は、進行方向前方が危険エリアになり、この方向に対してのみ侵入物を検知すればよいため、逆にスキャナの検出領域を限定することが必要。本製品は複数の防護エリアを設定できるため、AGVがどの方向に動いているかによって検出エリアを切り替えて作動させることができます。 また、スキャナの検知範囲を分けて、人が遠い場合にはロボットを減速させつつ警報を鳴らす、さらに近づいた場合には停止させるなど効率的な運用・人との協働作業が可能です。

このセーフティレーザスキャナ「SE2L形」を備え付ければ、難解に思われる移動式ロボットの安全対策も容易にクリアできます。また、業界最小クラスのセーフティレーザスキャナだから設置場所に困らないという点も、AGVをコンパクトに設計する際に最適なポイントです。
IDECは、装置の安全設計についてもコンサルティングが可能です。リスクマネジメントに不安や不明点が残る際などは、ぜひお気軽にご相談ください。



様々なAGVの設計に適した多様な製品が充実

AGVの高付加価値化に貢献

IDECではセーフティレーザスキャナ以外にも、AGVの高付加価値化に貢献する製品を多数ご用意しています。
例えば、プログラマブル表示器「HG1G形」は4.3インチの小形表示機でありながら、ファイルをサーバー経由で送受信可能なFTPサーバー機能を搭載。ネットワークに接続することでメンテナンスや画面更新を遠隔地から可能にし、生産現場での効率化にも貢献します。
また、操作スイッチや非常停止スイッチ、照光ブザーなど、各種スイッチ類も様々なサイズ・デザイン・用途のものをラインアップ。ご要望に応じて最適なソリューションをご提案させていただきます。