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一人ひとりの作業者の生産力を把握

人の侵入や存在を検知する機能を実作業時間の把握アイテムへと活用

お悩み:作業者ごとの正確な組み立て所要時間がわからない

 

曖昧な把握では工程内のボトルネックを生み出し、ライン全体の効率を悪化させてしまう…

製造業の現場では、効率のよい生産計画を立てるために、それぞれの設備の能力を正確に把握することが非常に重要です。
しかし、手作業による組み立てラインでは、同じ作業でも作業者の習熟度や勤務態度などによって生産性に大きなバラツキが発生しており、 作業者ごとの時間あたり出来高を正確に把握することは難しい課題だったのではないでしょうか。

あるお客様では、計器製作ラインの生産性を測るため、作業者が通い箱1杯分の組立作業を終了するごとに箱に添付されたバーコードを読み取り、システムにその時刻を記録することで時間あたりの出来高を把握する目安とされていました。
しかし、このやり方では作業者が休憩したり、トイレにいったりなどの理由で作業から離れている時間もカウントされてしまうため、本来は組み立てスピードの早い人を作業が遅いと誤認識してしまうなど、作業者ごとの生産能力を正確に把握することができていませんでした。

ご担当者はこの問題を解決し、作業者の力量把握と最適配置を実現したいとお考えでした。

 

改善:シンプルな機構のマットスイッチを設け、実際に作業している時間だけを計測

作業者を検知するマットスイッチ
このようなお悩みに対し、IDECがご提案したのは作業者の足元に置くマットスイッチです。

作業者が持ち場に立つとスイッチがONになり、その時間を積算して記録できるシステムを導入したことにより、作業者の実作業時間が把握でき、出来高との関係から正確な生産能力を割り出すことができるようになりました。
このような検知システムは、センサーを用いる方法やカメラで映像として記録する方法も考えられますが、マットスイッチは物理的かつシンプルな機構であるためとくに信頼性が高く、設定も容易。この場合、必要な情報を最も手軽に、正確に入手できる方法と言えます。

またこれに加え、ゴム製のマットスイッチを足元に置くことで、一日中立ちっぱなしで作業を行っている方の膝、腰などへの負担軽減につながる効果も期待することができます。近年、企業経営上の重要度がますます高まっている従業員の健康への配慮にもつながるでしょう。

このような理由から当社は今回、マットスイッチによるソリューションをご提案しました。
今後はこのスイッチを発展的に活用して、遠隔監視ニーズの実現に結びつけていくことも可能です。 
 


現場のお悩みごとはノウハウ豊富なIDECへ

IDECは、今回ご紹介したマットスイッチを使用した提案以外にも、現場のお悩みを解決するさまざまな製品とソリューションのアイデアを有しています。
安全性の改善はもちろんのこと、生産性をどのように高めるか、人材不足の課題をどう解決するかなど、皆様のお悩みに応じて私たちならではの
解決策をご提示することができますので、現場改善にお困りの方は、ぜひIDECにご相談ください。