危険性の低い機械にカテゴリ2
安全リレーモジュールの選択を

危険性（リスク）の低い機械でも、カテゴリ3以上の構成が必要？

その装置、もしかするとカテゴリ2で十分かもしれません

生産工場の現場において、危険性の高い機械への安全対策は広く行きわたるようになりましたが、最近は比較的危険性が低い機械に対しても安全対策が求められるようになりつつあります。
また一方で、均一な安全対策を導入してきた工場の生産設備や機械によっては、その安全対策では不足している場合や、逆に十分以上の場合があるかもしれません。私たちIDECでは、これら生産設備には機械の危険性に相応の安全対策をするべきだと考えます。それはコストの最適化とも言うことができます。
もし、危険性の低い機械に対する安全対策の新規導入や見直しを検討されている場合は、部品を低減できるカテゴリ２システムの検討をオススメします。

それではカテゴリ2が実現できるとは・・・。

例えば半導体製造装置の場合、チャンバ内は有毒なガスや溶液で非常に危険です。とはいえ、装置は24時間稼動し続けているためチャンバの扉を開けることは殆どありません。
このチャンバのパフォーマンスレベルを上記のような暴露頻度などの条件で計算してみると…
・PLr=c
となるケースがあり、結果、使用条件によってはカテゴリ2で十分な場合が多いことが分かりました。

しかし、危険性（リスク）の低い生産機械への安全システムの導入時に、カテゴリ2に対応した安全リレーモジュールそのものが無いために、カテゴリ3以上のシステムを導入し二重化して対応するしかありませんでした。

カテゴリ2を実現する安全リレーモジュールで構成もコストも最適化

カテゴリ2を実現する、画期的な安全リレーモジュール

IDECがご紹介したいのは、カテゴリ2安全リレーモジュール「HR5S形」です。これまではリスクが低い機械に対しても二重化（カテゴリ3）制御をするしかありませんでしたが、「HR5S形」ならカテゴリ2の構成をカンタンに実現できるようになります。
不要な部品や配線作業工数も削減できるため、導入コストや省スペース化、工数の削減が可能になります。

カテゴリ2安全リレーモジュール「HR5S形」は二重化制御ではないため、例えばリレーやコンタクタが溶着した際など機械を停止することはできません。その代わり、故障を知らせる警報を出力（積層表示灯や表示灯など）することで事故の発生を防ぐことができます。※PL=c（パフォーマンスレベルc）を実現する場合
結果的にスループットの向上やフットプリントも小さくなるなど、あらゆる面でサイズダウンが可能といえます。
もしかすると、貴社の生産機械もカテゴリ2の構成で十分かもしれません。一度見直してみませんか？
弊社では安全コンサルも行っていますので、お気軽にご相談ください。